学心塾
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2021年6月7日
文系?理系?いずれはなくなる?

新学期が始まり、早2ヶ月が経ちました。

高校によっては、いち早く、2年次の選択科目を考える時期となりました。

文系?理系?

「まだまだ決められないよ~!」という声が。

でも待てよ。

数年後、文系・理系という明確な区分けはあるのだろうか?

2022年度から施行される新学習指導要領。

その中でひときわ目立つ「探究」という言葉。

国語では古典探究。

社会では地理探究・日本史探究・世界史探究。

新設科目理数では理数探究基礎・理数探究。

そして

総合的な探究の時間。

なんと、「探究」「探究」と探究の文字が躍ります。

なぜ今探究なのでしょうか。

そこには、社会の変化が大きく関係しています。この20年間だけでも、電子マネーで買い物ができるようになったり、ロボット掃除機が一般化したり、国際化が進んだりと、社会はすごいスピードで変化しています。変化のスピードはますます加速し、高校生が社会で活躍する頃には、誰も解決したことがない新しい課題であふれているだろうと言われています。そのような社会を生き抜くために欠かせないのが、自ら課題を見つけて情報を選び取り、知識を活用し他者と協働しながら解決していく力。その力をつけていくのが、“探究”だと考えられているのです。(ベネッセ教育情報サイトより)

課題解決・協働とともに、文理融合・学際化も問われています。

知識の習得はもちろん大切です。

しかし、自ら見つけた課題を解決するためには、文系・理系に偏った知識ではダメだということです。

今、まさに考えなければならない「新型コロナウイルス感染症」

理系的な見地から

生物学・医学・薬学と言った知識が必要になるでしょう。

文系的な見地から

社会学・経済学が必要となるでしょう。

総合的に考え、一つの見解を出さないといけない場面に遭遇します。

今後、文系だから理系だからと言っていられない時代を迎えることになります。

中学で学んできた知識、高校生より専門的に学ぶ知識、全てが大切になってきます。

自分がもし理系に進んだとしても、歴史・政治・経済などにも関心を持ち学んでいくことが大切になるでしょう。

新しい時代に生きる高校生。

文系理系問わず、大いに学んでいこう。

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